2020-01-12

プログラム用コネクタを洗濯ばさみにした話

この記事 の続きです。前回はタクトスイッチを無くしました。今回はプログラム用のコネクタを無くします。

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多ピンのコネクタは場所を取りますし、物によっては抜き差しが固かったり壊れやすかったりします。できれば無くしたい部品です。


ということで無くしました。代わりにテストポイントを並べています。念のため金フラッシュ仕上げにしています (が実際必要だったかどうかは不明)。

ここにばねの入ったテストピンを当てることで PC と接続してプログラムします。自分はこれ↓を使いました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00SAVOMUA
IC や基板の製造工程で繰り返し使われることも想定している部品だと思うので、マウスに使うには信頼性も十分そうです。


で、こんな感じの小さい洗濯ばさみっぽい治具を作って…


こんな感じです。
治具の材質は DMM のアクリル (エクストリーム) です。なんかこれ熱に強いですよね。半田付けするとき、コテが触れてしまってもなんともなくて助かりました。

こんなん使えるんかいなと思われるかもしれませんが、結構安定して使えています。
とはいえ位置合わせには課題があります。今は外形で位置合わせしているのですが、正直これだとずれやすいです。ずれてしまったときでもピンがテストポイントを跨いでショートしてしまわないように、少し広めの 0.85mm ピッチにしています。
位置決めピンを使うなどしてずれを防止すればさらに狭ピッチにすることも出来そうです。

ぴったりの既製品のコネクタが見つからず選定に疲れたときはこんな方法を検討してみてもいいんじゃないでしょうか。自由度高いですよ。